[AI-GR1] 東京ドキュメンタリー映画祭上映作品
『AIが消し去る声』特別上映会

■作品概要

AIで画像を生成する際、多くの人は「指が5本ではない」という理由だけで画像を不良品として捨ててしまいます。AIエンジニアもまた、5本指を正確に描けるようにするために、膨大なプログラミングやGPU、電力を投じて“進化”を追い求めています。しかしその裏側では、三本指の人や多指症の人など、少数者の暮らしが完全に見落とされ、技術的進歩の影としてそもそも存在しなかったかのように排斥されてしまっています。 本作では、AIエンジニアが裂手症の子どもをもつ親や、実際に裂手症とともに生きる人々、医療関係者へインタビューを行います。その対話の積み重ねの中で、エンジニア自身が抱えていた無意識の前提が少しずつ露わになっていきます。 AIが社会を駆動する時代において、どのような「人間の存在の本質」が置き去りにされているのか。本作は、その問いを静かに立ち上げます。

■当日のプログラム

10:30-11:50 《AIが消し去る声》上映会&ディスカッション
登壇 NPO法人Hand&Foot代表の浅原ゆきさん、講演家・インフルエンサーのすらいむさん、窪田望監督
※当日のプログラムは若干変更になる可能性があります。

■本作品の世界的評価について
ニューヨーク、ハリウッド、インドの映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞や最優秀ヒューマニティーフィルムを受賞した他、タイのアートアワードCENRETA ART AWARD 2025にて 「最優秀賞」を受賞しています。
2025 Atlantis Awards(Los Angeles) 最優秀ドキュメンタリー短編映画賞 ノミネート
2025 CENRETA Art Award 2025(Bangkok) Official Selection
2025 Film Arts & Hearts Festival(USA) Honorable Mention
2025 ICP Entertainment Film Festival(USA) Best Humanity Film 受賞
2025 Hollywood Stage Script Film Competition(USA) Best Short Documentary 受賞
2025 14th Delhi Shorts Int. Film Fest-25(Republic of India) Best Documentary 受賞

■窪田望監督について

AIの社会実装事業を推進する企業の経営者としての顔を持ち、国内外に20のAI特許を持つ窪田は、これまでデータ解析やAI 技術を20年来研究してきました。AI開発の現場では入力するデータに異質なデータが混じると良い出力精度が出なくなることがあり、これを外れ値と呼び、通常はこれを排除します。窪田は「社会的マイノリティーなどの生活は無視されて良いはずはないのに、進化の過程で見落とされている」とこれらの実態に疑問を感じました。作品制作を通じて、社会の中で不要とされてきた外れ値の価値を再評価し、本質的価値を浮き上がらせるような表現を追求していこうとしています。
■ 窪田監督公式サイト : https://nozomukubota.com/

開催概要

日時:12/24 (水) 10:30 - 11:50
場所:MAGNET BY SHIBUYA 109 7F
主催:Pivot Tokyo株式会社
参加形式:会場参加のみ(オフライン開催)
※オンライン配信・アーカイブ配信はありません。

参加申込みする

【AIBB 東京 2025 冬リードスピーカー】

窪田望

株式会社Creator's NEXT
代表取締役

窪田望の実践は、AI社会で「外れ値」として見過ごされがちな存在に耳を澄ますことにある。東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修士課程在籍。日本、アメリカ、中国、香港で20件のAI特許を発明し、エンジニアとしての知見をもとにAIのバグや偏りを意図的に暴き、声なき声を掬い取る作品を制作している。東京ビエンナーレ2025に参加し、CENRETA ART AWARD 2025で最優秀賞、第11回ICP Entertainment Film FestivalでBEST HUMANITY FILMを受賞。

【AIBB 東京 2025 冬リードスピーカー】

浅原ゆき

NPO法人Hand&Foot
代表理事

娘が裂手(れっしゅ)症で生まれたことを機に、NPO法人Hand & Footを設立。現在、国内1,400以上の当事者家族をつなぐコミュニティを運営している。 また、家族支援にとどまらず、SNSや絵本制作を通じた社会への発信も展開。身体的な違いに対する驚きを減らし、実際に子どもたちと出会う前に、人々の「知っている」を増やす活動を行っている。

【AIBB 東京 2025 冬リードスピーカー】

藤岡新大(すらいむですよ。)

株式会社Flick
代表取締役

先天障害で指が少なく生まれる。その障害の発信をSNSでしており総フォロワーは13万人に達する。現在はITエンジニアとして会社を経営しながら啓発活動を行っている。

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